
HSP(Highly Sensitive Person=ハイリー・センシティブ・パーソン= とても敏感な人 )という言葉を最近よく耳にしませんか?音や匂いに極端に反応したり、他人の感情を自分のことのように感じ、人の気持ちを察しすぎたりして、ストレスを感じやすい繊細な気質を表した言葉です。 世の中の5人に1人はHSPと言われています。 日本では、特性を紹介する書籍の販売などをきっかけに3年ほど前から知られるようになりました。 HSPは、病気や障害を表す医学的な診断の名前ではありません。これだけ、注目を集めて本も出ている「繊細さん」とはどういったものでしょうか?
HSPとは?

HSPとは、このような特徴があります。
お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんがHSPを公表したことや、テーマにした映画も公表され、話題となっています。
昔は、自分の弱さを克服しようとする姿勢が良いものだとされていましたが、今は、弱さも含めて自分の良さだと認めようとするムードに変化しています。「自己肯定感」にも繋がるようです。
また、実際にカウンセリングに行かなくとも、HSPという概念を知るだけで、自分の特性に向き合いやすくなり、そのままの自分を受け入れようという価値観が社会全体で共有され始めたことが影響しているようです 。
HSPの具体的な特徴を教えてください

特徴の具体例をみていかがですか?一を聞いて十のことを想像できるような側面があるとの特徴もあり、気になった情報、興味のあることについては、納得するまで観察、調べるなどをして、とことん突き詰める傾向は、私には当てはまるようです。
また、冷蔵庫のモーター音や時計の針が動く音など、気になることはありませんか。HSPは、周囲の人の放つ雰囲気をはじめ、光、食べ物、におい、肌に当たるもの、気候の変化など五感で受ける微細な刺激に影響を受けやすいとされています。これも、私は当てはまり、HSPではないかと思い始めています。
自分は当てはまるかも。日常生活で気を付けることはありますか?

繊細さによる困りごとは少しの工夫で軽減することが出来ます。大切なのは、受け取る情報量を調整することです。
周囲から聞こえてくる雑音には色々な音が混じっています。話し声、キーボードの音、咳払いなどが耳についてしまう場合は、可能であれば耳栓やイヤホンを使って、音を遮断、軽減できると幾分か楽になります。
職場の人たちの視線が気になるときは、ディスプレイ周りに付箋を貼って視線をさえぎるなどの工夫をしてみましょう。 他には、周りが見えすぎないようにメガネをかける、メガネの度を下げる、寝るときにはアイマスクをしたりと、アイテムを活用し、自分が安心できる空間を作りましょう。
対人関係でもコツがあります。苦手と感じる人がいるのであれば、その心のセンサーをきっちりキャッチすること。心の防御反応が働いているからこそ感じる感覚なので、ムリに好きにならなくても大丈夫。自分が苦手と感じる人とはできるだけ距離をとりましょう。
どうしても会話をしなければいけない時は、そっと10cm離れてみるだけでも心理的な効果があります。
まとめ
感受性が豊かだからこそ、周りからの影響を受けやすい部分もあるHSP。細かなことに気付きやすいというのは、良いことでもあります。自分の特性に合わせた対処法を考えて、人生を豊かにしていきましょう。ただ、臨床心理士によると、他の障害と特徴が似ていることもあり、実際は発達障害のこともあります。HSPから不安障害などになる恐れもあり、心配な人は、一度心療内科やカウンセリングに行くことを考えてみてはいかがでしょうか。

