中高校生の生理痛。部活で試合と生理が重なる!その悩みは低用量ピルでコントロールできる

生理の時、お腹が痛いです。お腹が痛くて、陸上の部活の練習に集中できないです。

それは、生理にともなう症状で、日常生活に支障があることを

「月経困難症」といいます。中高校生は我慢してる人も多いと思うけど、低用量ピルを服用することで、改善することが出来るわよ。

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低用量ピルとは何?避妊の薬ではないの?

低用量ピルとは、月経困難症や、生理の時の血液が異常に多い「過多月経」の治療にも使われます。排卵が起こらないようにすること、そして子宮内膜が厚くなるのを防ぎます。そうすることで、血液の量も少なくなり、痛みや、生理の時のイライラなどを軽くすることが出来ます。

飲み始めは、少し、吐き気や頭痛などの副作用が出ることもありますが、ほどんどは、飲み続けていると落ち着いて、次第に治まります。

大事な試合と、生理が重なることがあって、出血が気になって、普段の力が発揮できないの。どうにかなりますか?

低用量ピルで、試合と重ならないように生理の時期をずらすことが可能ですよ。低用量ピルを内服することで、自分の生理をコントロールすることが出来ますよ。

自分自身で生理の時期を操作することが出来る薬

低用量ピルで、月経の時期をずらすためには、主治医が月経周期や、大事な試合の日程を確認して、ピルの種類や、服用期間を決めて、内服してもらうことになります。

月経が大事な試合などに重ならないことで、自分の能力を十分に発揮できるようにするということに、是非、活用してほしいと思います。怖い薬ではありません。上手に内服することで、月経ともうまく付き合っていくことが出来るようになります。

私、中学生。スポーツをしているけど、食事制限もあって、毎月生理がこないの。来ないほうが楽なんだけどね。でも、お母さん、ちょっと心配してる。大丈夫かな?

それはいけないわ。成長期に、生理がこないと、骨量が低下して、骨折のリスクが高くなるの。

生理がこないことに安心しないで!

成長期に無月経になると、骨量が低下し、生涯にわたって骨折や骨粗鬆症のリスクが高まります。2012年~2016年の10代女子スポーツ選手を対象とした調査では、骨量が低骨量である女子と、正常な女性と比べると、骨量が低骨量である女子は、疲労骨折のリスクが4.5倍高くなるという結果が出ています。

スポーツをする女性が無月経になるのは、「食事で摂取するエネルギー」が「運動で消費するエネルギーに足りない」からなのです。エネルギー不足で競技力が下がり、月経がなくなり、骨の強度を維持する作用もある、エストロゲンというホルモンの分泌が抑えられて、結果、骨がもろくなるということになってしまいます。

まとめ

部活など、スポーツをしている、中高校生、月経がこない、そのような場合は、まずは、練習量を減らすか、食事量を増やしましょう。もしくは、その両方が基本のようです。お米やパンなどの炭水化物は、運動時の主なエネルギー源です。一度に多く食べれない時は、練習前後におにぎりやバナナなどでこまめに補給をしてください。そして、できるようであれば、親に相談し、可能であれば婦人科を受診し、ピルなどの処方をしてもらうこともありなのかもしれません。

婦人科を受診してほしい症状
  • 生理の時、寝込むほどつらい
  • 生理の時、痛み止めを飲んでも効かない
  • 年々、痛みなど、生理痛がひどくなってきている
  • 500円玉くらい、もしくはそれ以上のかたまりが出る
  • 生理前、ひどく、いらいらしたりする
  • 生理前、むくみや体重増加が気になる
  • 15歳になっても生理がこない
  • 生理が3か月以上こない
  • 月経がきても、不規則である
  • 生理は毎月来ているけど、試合に合わせて、生理の時期をずらしたい

婦人科は、大人になってから受診する「科」ではありません。気になることがあれば、いつでも受診して、間違いない情報を得るようにしてくださいね。

この記事を書いた人
きくとま

婦人科看護師。受胎調節実地指導員、ピンクリボンアドバイザー取得。
思春期からおばあちゃんまで、全ての女性を診るのが婦人科です。女性ならではの心配事、病気について、心配なことがあったらいつでもご相談下さい

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