
気温が下がり、乾燥が気になるような季節になりました。乳幼児の肌は大人よりも、乾燥でかさついたり、かゆみが出たりしやすいため、清潔にし、適切に保湿することが大切です。
今回は、赤ちゃんのお肌に関してまとめてみました。
赤ちゃんの肌は、大人の半分ほどの薄さしかないと言われています。とても薄くて繊細なため、一見うるおっているように見えても、少しの刺激でかぶれなどの肌荒れを起こしやすいという特徴があります。また、生まれてすぐの新生児の赤ちゃんの肌は、水分の蒸発や細菌の侵入を防ぐ肌の「バリア機能」も未発達・・。実は赤ちゃんは、”人生で一番肌が乾燥しやすい時期”なんです!
0歳からしっかりスキンケアして、保湿することが大事です。ではどうやって保湿をするのか…ちょっとだけ、お勉強してみましょう。
新生児期の肌の状態

新生児期の赤ちゃんの肌の状態は、まだ胎脂が残っていたり、皮脂量が多かったりするので乾燥とは無縁です。ニキビは赤ちゃん全体の約20%に見られます。通常は数ヶ月で自然に治ります。見た目は吹き出物や毛穴の皮脂、小さな発疹といった感じです。そして「稗粒腫」と呼ばれる白いニキビが、鼻やあごを中心に顔全体に現れます。しかし、かゆみはなく、赤ちゃんがむずがることはありません。未発達の汗腺や、妊娠時のホルモンが原因であり、処置をしなくても消えていきます。
2~3か月後の肌の状態

生後2ヶ月を過ぎると皮脂の過剰分泌もおさまり、水分量も大人の半分以下まで落ちてしまうので、肌が乾燥しやすくなり、放っておくとどんどん乾燥が進んでしまうのです。
新生児期から保湿ケアを行うことで、アトピー性皮膚炎を発症するリスクを3割以上減らせることがわかっています。また、アトピー性皮膚炎を発症した場合でも、保湿ケアを行っていた赤ちゃんは、保湿ケアをしなかった赤ちゃんに比べて重症化しにくい傾向が見られたそうです。
赤ちゃんの健やかな肌のためにも、スキンケアは早い段階から行うのがベストです!未然に肌トラブルを防ぐためにも、この時期から毎日保湿をしましょう!
保湿ケアをしなかったらどうなるの?

乳幼児の肌は、大人よりも薄く、アミノ酸などの天然うるおい成分や、水分の蒸発を防ぐ皮脂もすくないため、刺激から肌を守るバリア機能が未熟でトラブルが起きやすいのです。
肌が乾燥して表面の角質層がはがれると、肌に触れたダニやハウスダスト、食物などを、体が異物と認識し、アレルギー性疾患になりやすくなると言います。肌を乾燥や肌荒れから守ることは、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、喘息などの予防につながる可能性があります。肌は適切な洗浄と保湿が重要なのです。
保湿をする前におこなうことは?

保湿を行う前にはまずは汚れを落としましょう。入浴後が一番理想的なのですが、乳幼児はお口の周りや、おむつ交換したりと色々な部分が汚れたりします。部分的な汚れを落とした後は、皮脂も一緒に落ちるので、その都度補うことが大切です。毎日続けることが、肌のバリア機能を保つことに繋がります。
入浴の時は、石鹸を泡立てて、フワフワの泡で洗うのが理想です。泡で出るタイプのボディソープが便利です。液体タイプのものや固形石鹸を使う時はネットなどを使い、しっかり泡立ててやさしく洗いましょう。
入浴後のお肌のお手入れは?

お風呂上りは、やわらかいタオルを使い、こすらず、そっと押さえるように水分を拭き取り、すぐに保湿をしましょう。乾燥が気になる部分だけでなく、全身に保湿をすることが大切です。過剰な油分は皮膚呼吸を妨げてしまうことも。バリア機能を高める保湿成分の入ったローションや乳液タイプがおすすめです。
赤ちゃん向けの保湿剤を使って、肌を乾燥から守りましょう。すり込むように塗るのではなく、やさしくなでるように塗るのがコツです。
赤ちゃん用の保湿剤はどのようなものがあるのかな?

乳幼児用の保湿剤には、ローション、クリーム、オイル、ワセリンなど色々な種類があります。 弱酸性で乳幼児向けのものを選びましょう。これは幼児や、大人も使えます。 お肌をしっとりさせたいので、しっかり保湿効果があるものを選びたいですね。
ローションタイプ
水分の多い化粧水や乳液のようなタイプです。
サラサラした使用感で、薄くのばしたり広げやすいので、急いでいるときに使いやすく、暑い季節なども快適に使用できます。ローションは、化粧水、乳液タイプ。塗りやすくて手軽で、商品の種類も豊富です。比較的どんな肌の状態でも使用できますよ。
クリームタイプ
ローションよりも保湿成分の比率が高いため、保湿力があります。体全体にも使えますし、特に乾燥が気になる顔全体や口元、頬などにポイント使いすることもできます。特に乾燥しがちな赤ちゃんにはクリームタイプがおすすめです。
クリームの塗り方として、数ヶ所に点々とのせてから、塗り広げていくとムラがなく塗れるでしょう。
オイルタイプ
オイルは肌に薄い膜を張って保護し、表面から水分を逃さない特徴があります。お肌の保湿ケアだけでなく、オムツ替えのときの汚れの拭き取りに使ったり、耳や鼻などの汚れ取りに使ったりと、いろいろなケアに使えますので、ひとつあると便利なアイテムです。
ワセリン
ワセリンは、汚れや刺激を受けやすい状況から肌を守ってくれます。例えば赤ちゃんがオムツかぶれをしてしまった時、下痢の時の肛門周りの肌荒れの時などに塗ってあげるとよいでしょう。
赤ちゃんの保湿剤の選び方
赤ちゃんの保湿剤には、低刺激で余計な成分が配合されていないものがおすすめです。アルコールやエタノール、合成界面活性剤、防腐剤や香料などの化学成分は、肌への刺激が強い場合があります。
そのため、化学成分があまり含まれていない無添加の保湿剤を選びましょう。オーガニックや植物成分由来の保湿剤もおすすめですが、アレルゲンになる可能性もあるので、一度医師に相談してから購入しましょう。
まとめ

基本は、ローションを使い、「夏はさっぱりタイプ、秋冬はしっとりタイプ」と季節によって変えてみてはいかがでしょうか。皮脂や発汗の多い夏はローションタイプでさっぱりと、乾燥が進む冬は、ローションにクリームやオイルを組み合わせてしっかり潤すなど、季節や肌状態によって使い分けるのがおすすめです。
暖房器具などで乾燥がひどくなる冬は、ティッシュが貼りつくくらいたっぷり塗ると良いでしょう。
しかし、肌に合わない場合は一度休止して違うものを試して下さい。スキンケアは、健康な肌に対しておこなうものです。湿疹が出るなどの肌荒れなどが起きた場合は、皮膚科を受診し、乳幼児に合うものを塗ってあげましょう。

