子宮頸がんワクチン接種後の痛み、腫れ、その他の副作用は?副作用が出た時はどうするの?

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するといわれている一般的なウイルス。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に近年、若い女性が子宮頸がん罹患の方が増えています。日本では、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に現在定期接種ワクチンとなり、ワクチン接種が推奨されています。当院でも行われており、やはり気になるところが副作用です。当院では今のところ重症な副作用は確認されていませんが、親が心配する副作用について、わかっていることをお伝えしたいと思います。ワクチンに関して言えることは、子宮頸がんを予防できることははっきりとわかっておりますし、カナダ、イギリス、オーストラリアなどでは、若い女性の約8割がワクチンを受け、子宮頸がんの発症が激減しているという事実があります。

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HPVワクチンを受けた後、副作用が出たらどうするの?

HPVワクチンの接種については、ワクチン接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められております。ワクチン接種後に生じた症状については、接種した医療機関へ受診、相談をするとともに、より専門的な医療機関が必要となれば、大学病院や副反応外来など診療に係る協力医療機関への受診を行うなど体制強化を行っています。副作用が出た場合に、病院をたらいまわしになるようなことはありません。

副作用で一番多いのは?

副作用を感じたという女子で一番多いのは、注射部位の痛みです。腕が上がらない、だるい感じがあったという女子もおりました。当日に痛みは解消したとのことですが、人によっては数日続いたということもあるようです。注射接種後、特に問題なかった方がほとんどです。

HPVワクチンだけでなくすべての注射にある副作用

緊張や痛みなどのストレスによって、血管迷走神経反射が起こることがあります。血管迷走神経反射とは、ワクチン接種時や血液検査の際に生じることがあります。様々な原因によって、副交感神経が活発になり、血圧の低下、脈拍の減少などが生じます。睡眠不足や疲れている時、長時間立っている時、痛みや緊張などの精神的ストレスを感じた時などに、血管迷走神経反射は起こりやすくなります。失神する前に、通常、頭がふらふらしたり、吐き気、発汗などの症状を伴います。血管迷走神経反射自体は、横になって休むことなどで治るので、特に健康上大きな問題になることはありません。

接種後はどうやって様子をみるの?

子宮頸がんワクチンを接種した後、注射後は揉まずに押さえるだけになります。ワクチンを受けた後は病院内で30分ほど背もたれのある椅子に座って様子を見ます。問題なければ帰宅となりますが、その日は激しい運動は避けてください。また、その日の入浴は可能となります。人によっては痛みが数日続く方もいますので、様子をみて、長く続くようであればワクチンを接種した病院へ相談することが望ましいでしょう。

呼吸困難、蕁麻疹、頭痛、嘔吐、意識の低下、手足の力が入りにくいなどの症状が出た場合は素早く病院への連絡をおこない、対処してもらいましょう。

この記事を書いた人
きくとま

婦人科看護師。受胎調節実地指導員、ピンクリボンアドバイザー取得。
思春期からおばあちゃんまで、全ての女性を診るのが婦人科です。女性ならではの心配事、病気について、心配なことがあったらいつでもご相談下さい

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