子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)接種、安全であり、子宮頸がん予防効果ある有効性のデータが蓄積され定期接種推奨へ

子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)感染を防ぐワクチンについて、ようやく厚生労働省は2021年10月1日、8年前から中止していた積極的な接種推奨を再開する方針を決めました。このことにより、対象年齢者に、ワクチンのメリット・デメリットを説明する小冊子が、市町村から個別で届けられるようになる予定です。

HPVワクチンは2013年4月に小学6年生~高校1年の女子を対象に、公費で受けられる定期接種となりましたが、接種後の痛みや副反応が疑われる報告が相次いだため、国は同年6月、対象年齢に接種を呼びかける積極的推奨を中止していました。

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接種推奨になった理由は?

国内外の調査研究を踏まえて
  • 接種後の副作用症状とワクチンとの関連性は明らかになっていない
  • HPV感染だけではなく、子宮頸がんの予防効果も示されてきている

有効性については、2020年発表されたスウェーデンの論文で、10~30歳のワクチン接種者は、非接種者に比べて、子宮頸がんの発症リスクが6割以上低かったとのこと。また、17歳未満に限ると、8割以上がHPV感染リスクを下げるとの大きな効果がみられたようです。

また、接種後の痛みや副作用の症状についても、国内外で研究が進み、ワクチン接種と自己免疫疾患や慢性疲労症候群などの発症に、明確な因果関係はみられないとの報告もでているとのことです。

しかし、接種後の症状を訴える女性たちが国や製薬会社に損害賠償を求めた裁判は、現在も解決していません。

厚生労働省によると、子宮頸がんは国内で年間約1万1000人が罹患し、約2800人が亡くなっています。

定期接種のことについては、こちらも参照してみてください。

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きくとま

婦人科看護師。受胎調節実地指導員、ピンクリボンアドバイザー取得。
思春期からおばあちゃんまで、全ての女性を診るのが婦人科です。女性ならではの心配事、病気について、心配なことがあったらいつでもご相談下さい

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