
子宮にできる良性の腫瘍「子宮筋腫」は、月経のある女性の4人に1人にあると言われています。無症状なら、経過観察が原則ですが、貧血や、尿が近いなど、症状が出てきた場合、手術や薬物療法に加え、近年、体にメスを入れない治療として子宮動脈塞栓術(UAE)も広がってきています。
太ももの付け根の血管から細い管を入れ、粒状の物質を注入して、子宮動脈の血流を止め、筋腫への栄養補給を遮断することで筋腫を縮小させ、症状の改善を図ります。
子宮筋腫とはどんなもの?

子宮筋腫は、子宮にできる腫瘍で、大きさは数mmから、10cm超えのものまであります。女性ホルモンの影響で成長し、悪性になることはありません。ただ、筋腫の位置や大きさにより、出血量が多くなる月経量が多いことによる貧血、膀胱の圧迫による頻尿、個人差がありますが、排便痛、尿漏れ、性交痛などもあり、不妊の原因になることもあります。
特に、粘膜下筋腫によっては、出血量が多く、月経以外の出血により輸血をしたりする場合もあります。
筋腫の主な治療法は?

手術という治療が主になっています。手術には筋腫だけを摘出する「子宮筋腫核出術」、筋腫を含めた子宮を全て摘出する「子宮全摘出術」があります。「核出術」は再発の恐れもあります。

筋腫を小さくしてから手術をする場合には、手術前に数ヶ月、月経を止める薬や注射が使われることがあります。

外科的手術を望まない人はそれ以外の治療はあるの?

外科的治療を望まない人や持病があるなどリスクの高い人には子宮動脈塞栓術(UAE)が行われることもあります。適応前は約70万円ほどの自己負担でしたが、2014年から保険適応となり10万円前後で手術が受けられるになりました。
しかし、この治療法は認知度が低く、今もUAEを知らないまま、外科的手術を選ぶ患者様がほとんどです。また、このUAEを行える病院が少ないのも、認知度が低い理由なのでしょう。
子宮筋腫の治療法は多岐にわたります。それぞれの治療のメリットやデメリットを確認し、納得して選ぶことが大切です。

