

妊娠したら、色々制限あるけど、妊娠中の体重が増えすぎないかが不安です。赤ちゃんの分とか言って、沢山食べちゃいそう。

婦人科看護師きくとまです。妊娠中の体重増加について、2022年に改定があったわ。「妊娠中、体重制限が難しそう」そう思っている妊婦さん、新しくなった妊娠中の体重増加の目安を確認しましょう。
体格の指標とされているBMIは、体重を身長の2乗で割った値で、18.5未満はやせ形とされています。やせ形女性は、低出生体重児を産むリスクが高くなります。低出生体重児は2500g未満の赤ちゃんのこといい、小さく産まれた赤ちゃんは成人後に糖尿病や高血圧になるリスクが高まるとされています。やせ形女性の妊婦さんから産まれる赤ちゃんにはどのような影響があるかをお伝えしていきます。
妊婦の時に体重が増えないようにしていたら?

妊娠中は徐々に体重が増えていくのですが、妊娠中の適切な体重コントロールが大切と言われています。ところが、妊娠前の体格は人それぞれです。「どのくらい体重を調整すればいいか分からない」という方も少なくないのではないでしょうか。
芸能人などが、妊娠中少しお腹が出るくらいで、出産後も体系がほとんど変わらないなどというSNS等の発信で小さく産んで大きく育てようとの風習が高まっており、低出生体重児の割合が高まっています。日本で、2500g未満の低出生体重児が産まれる割合は約1割。先進国の中では高いほうなのです。
お母さんの体重増加が不十分だと、赤ちゃんはお腹の中で、ずっと低栄養にさらされていることになり、小さく産まれることが多いのです。その後、大きく育てたとしても、成人病になりやすい素因がお腹の中にいる時につくられてしまうため、生活習慣病になりやすい“体質”を持って産まれることになります。しかも、その健康への影響は将来にわたって及ぶことになるのです。
妊娠中の適切な体重増加とは?
ちょうどいい体重の増加は、自分にとっても赤ちゃんにとっても大切なものになります。ここでは、体重増加の適切な目安についてお伝えします。

| 妊婦の体格 | 推奨されていた体重増加(トータル) | 2022年4月以降の体重増加の指数 |
| 痩せ気味(やせ形) BMI18.5未満 | 9~12kg増 | 12~15kg増 |
| 標準(普通) BMI18.5~25未満 | 7~12kg増 | 10~13kg増 |
| 太り気味(肥満) BMI25~30未満 30以上 | 個別対応 | 個別対応 7~10kg増 上限 5kg増 |
以前は妊娠高血圧症などを避けるために妊婦さんに厳しい体重制限を求めていました。現在はBMI30未満なら強い制限は必要ないとされています。むしろ、やせ型女性が多いため、適切に体重を増やしていくことが大切です。やせ形女性の体重増加の指数は増えています。あまり、神経質にならず、妊婦検診で赤ちゃんの状態を確認しながら、主治医と相談していきましょう。

