すごく落ち込む、イライラする、性欲を感じない、その症状男性更年期障害では?

sad mature businessman thinking about problems in living room

「更年期障害」といえば女性の悩み、とされたのはずいぶん前のこと。今や「男性更年期障害」も広く認知されつつあり「自分もそうではないか?」と診察を求める人は少なくありません。
「女性の更年期は閉経期をはさんだ数年間である」のに対し、男性更年期障害は期間が決まっておらず、40歳以降、60代、70代でも発症の可能性があります。しかも女性より長期間辛い思いをすることもあるのです。

「うつ症状が続き、妻から男性更年期ではと受診を促された」、「雑誌で男性更年期の記事を読み、自分にも当てはまると思った」、「近頃、男性機能の衰えを感じ心配」、など当てはまるものがあれば、貴方も男性更年期障害かもしれません。

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男性更年期障害とは

男性更年期障害(LOH症候群)は、男性ホルモンの値が低いことにより起こる病気です。男性ホルモンが減少すると、不安が強くなり、やる気・記憶力・性欲の低下が著しくなります。また、筋力や骨が弱くなることもわかっています。原因として「ストレス」が大きく関わっていることが分かってきました。強いストレスが長時間続くと、脳のほうから精巣に男性ホルモンを出す指令が出なくなり、男性ホルモンが減るのです。さらに、男性ホルモンには肥満を抑える効果もあるため、ホルモンの減少に伴って内臓脂肪が増え生活習慣病のリスクも高くなると言われています。

主な症状

男性更年期障害の主な症状として次のようなことがあげられます。

男性更年期障害症状
  • 精神的症状…イライラ、不安、集中力が続かない、興味や意欲の喪失、不眠
  • 身体的な症状…疲労感、筋肉痛、肩こり、頻尿、ほてり、のぼせ、手足の冷え、多汗
  • 性機能の衰え…性欲の低下、朝起ちの回数の減少

男性更年期障害の治療

vials of blood on medical diaper

男性更年期の治療を始める前に、最初に男性更年期かどうかの検査をします。検査の内容として、血液検査(肝機能・腎機能・脂質・前立腺特異抗原・テストステロン・フリーテストステロン・プロラクチンなど、検査内容は病院により異なります)、その他に男性更年期チェック表にて判断します。

男性ホルモンの値があまり低くなく、症状も軽い場合は、まずは生活習慣の改善をしていきましょう。お酒や脂っこい食事を控え、筋肉量を増やすことでテストステロン量の増加も期待できます。適度なトレーニングは大切です。さらに副交感神経が優位になる良質な睡眠も症状の改善や予防につながります。

反対に男性ホルモンの値が低く、症状が重たい場合は、漢方薬や通常用いられている処方薬などで、辛い症状を和らげるとともに、必要に応じては男性ホルモン補充療法をおこないます。

まとめ

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男性更年期障害の辛い症状が出現する原因は、男性ホルモンの急激な低下によるものです。治療をすることで自覚症状が落ち着き、ホルモン量が少ないことに身体が慣れてくれば、徐々に辛い症状は感じなくなることでしょう。

更年期は、男性も女性も避けられない身体の変化です。放っておくと重大な疾患に繋がることもあります。
ご本人やご家族に心当たりのある場合は、一度、検査を受けられることをお勧めいたします。
治療期間には、個人差がありますので、はっきりと示すことはできませんが、それぞれ個人の体調・状況に合わせて、治療を進めていきましょう。

この記事を書いた人
きくとま

婦人科看護師。受胎調節実地指導員、ピンクリボンアドバイザー取得。
思春期からおばあちゃんまで、全ての女性を診るのが婦人科です。女性ならではの心配事、病気について、心配なことがあったらいつでもご相談下さい

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