
赤ちゃんは生まれてから数か月間は母乳や粉ミルクだけで育ちますが、生後5~6か月頃から離乳食が始まります。ママは離乳食を色々と考えます。でも、そのメニューの中には、くれぐれもはちみつは与えないで下さい。 大人にとっては体に良いはちみつでも、赤ちゃんにとっては良くない食品なのです。なぜ、はちみつが危険なのか、誤って食べてしまったらどうすればよいのかについてお伝えします。
はちみつは赤ちゃんにどのような影響があるの?

実は、はちみつには「ボツリヌス菌」という細菌が含まれていることがあり、1歳未満の赤ちゃんにはちみつを食べさせると、乳児ボツリヌス症という感染症にかかる可能性があるからです。
わかりやすく言うと、はちみつから赤ちゃんの体内に取り込まれたボツリヌス菌が、腸内で芽が出て、そこから、毒素を出して悪さをする、そんなイメージです。1歳以上なら、芽が出てこないように腸内細菌が防いでくれますが、1歳未満だと腸内細菌がまだ未熟で防ぐことが出来ないのです。
ボツリヌス菌に感染するとどうなるの

うっかりはちみつを食べさせてしまい、乳児ボツリヌス症にかかると、元気がなくなる、便秘が数日間続く(多くは3日以上)、全身の筋力の低下、 哺乳力の低下、泣き声が小さくなる、特に、顔が無表情となり、首が座らなくなるなどの悪影響を受け、赤ちゃんを苦しめてしまいます。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。
加熱してもボツリヌス菌は死にません

ボツリヌス菌は熱に強いため、普通に加熱しただけでは死にません。はちみつを使った食品や蒸しパン、クッキーなど乳児が口にしやすい市販の加工食品にはちみつが入っている場合があるので、成分表示をしっかり確認しましょう。主にお世話をするパパ、ママだけでなく、祖父母や同居しているご家族にも、赤ちゃんにはちみつを与えてはいけないことを伝えるようにしてください。
うっかり食べさせた時はどうしたらいいの?

もし万が一、はちみつを食べさせてしまっても、すぐに病院に行かなければいけないというわけではありません。まずは様子を見て、その後、便秘気味になる、ミルクを吸う力が弱まる、泣き声に力がない、呼吸がしにくそうに見える、などの症状が現れたらすぐに病院に連れていきましょう。体内にボツリヌス菌が入っても、必ず発症するとは限らないため、 ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあるため、 慌てずによく観察して心配であれば医師に相談するようにしましょう。
※なお、母乳を与えているママ自体がはちみつをとっていても、赤ちゃんには、全く影響はありません。

